待合室での感染対策方法とは?病院や薬局での院内感染を防ごう

病気を治したり、健康になるために行く病院ですが、免疫力が低下しているため院内感染にも気をつけなければいけません。新型コロナウイルス感染症の拡大で、常日頃から感染症対策はしていますが、より安全に人が過ごせるよう、病院や薬局の待合室ではさらなる対策をしているところも増えてきました。

そこで待合室での混雑を防ぐ感染症対策法を紹介します。

 

感染は3つの要素が揃うことで成立する

新型コロナウィルスの感染拡大でマスクと手洗い、うがいが感染予防に有効だと知られるようになりました。それは次の「感染の3要素」が揃うのを防ぐことができるからです。

・感染源…感染の原因となる細菌やウイルスなどのことです。空気中だけではなく、使用しているものや、環境などにも存在しています。

・感受性宿主…感染をしやすい人や体調などのことです。年齢のほか、基礎疾患などで免疫力が下がっていると感染しやすくなります。

・伝播経路…感染源と感受性宿主をつなぐのがこの伝播経路です。接触感染、飛沫感染、空気感染などがあります。

感染は、この3つの要素が揃うことで成立します。反対にこれらの3つが揃わなければ感染する可能性が低くなります。そのためにマスクや手洗い、うがい、さらには手指消毒、フェイスガード、パーテーションといった方法や道具を用いることで感染予防ができるのです。

 

待合室でできる具体的な感染対策

病院などで人がどうしても集まってしまう「待合室」では、さらに踏み込んだ対策が必要になっています。そこで次のようなことも行われています。

・同時に入室する患者さんを制限
待合室での混雑を避けるために、予約システムなどを駆使して受診できる人数をあらかじめ制限する方法です。

・定期的な換気
空気を入れ替える回数は部屋の大きさなどによって異なりますが、大切なのは必ず定期的に行うことです。そのためには担当者を決め、毎時の0分と30分といったように時間を決めて行うといいでしょう。

・椅子の配置を工夫
待合室には椅子が置いてありますが、密接しないように座間距離を保つようにしましょう。よく見かけるのが椅子を間引いたり、使用禁止などの規制サインを設けることです。また仕切りを設置するのもいいでしょう。

・動線を区別
人と人との混雑を招かないように動線を確保するようにしましょう。例えば、入り口と出口を区別することで、人との接触を減らすことができます。

このほかに注目されているのは、待合室で待たせないような工夫をすることです。車で待ってもらい、受診時のみ病院内に患者さんに来てもらうというような方法もあります。

次の項目ではこの「待合所で待たせない感染対策」について、掘り下げていきます。

待合室で待たせないための「リモートリプライコール」「リプライコール」

感染症対策のひとつとして人との接触をなるべく減らす為に、車内や待合室とは別の待機場所などで待ってもらう方法が増えてきています。

この様な対策をすることによって待合室が密集になることを防ぐことができます。

しかしこの方法にはいくつかデメリットがあります。それがスタッフの手間が増えることと時間効率の悪化です。それでなくても忙しい看護師や医療事務員の作業が増えてしまい、スタッフの不満にもつながってしまいます。

そこで注目されているのが「リモートリプライコール」と「リプライコール」です。フードコートなどで食事ができたときに鳴る呼び出しベルがありますが、同じような仕組みです。

受付を済ませた患者さんに渡し、駐車場などで待機してもらいます。そして順番が近くなって呼び出しをかけることによって、患者さんも感染の恐怖を感じずにスムーズに受診ができるのです。

しかも名前を呼ばないためプライバシーへの配慮にもなり、電波が届く範囲なら自由に動けるため、患者さんの待ち時間のストレス軽減にもなります。

この「リモートリプライコール」と「リプライコール」についてより詳しく紹介しましょう。

・リモートリプライコール
リモートリプライコールの大きな特徴は通信可能距離の長さです。見通しの良い場所ではキロメートル単位での通信が可能です。屋内や遮蔽物が多い場所では100mから300mくらいの場合もありますが、中継機を使うことで通信距離を伸ばすことができます。

メッセージが送れるのも特徴で、32文字までのメッセージなら自由に作成する事が可能です。さらに最大256通りのメッセージを登録できるので、用途に分けて選択し的確に用件をお知らせする事が可能です。

また海外メーカーのものは国内の法律に違反するケースもありますが、リモートリプライコールは法律を遵守した商品なのでその心配はありません。



 

・リプライコール
リモートリプライコールと同様な使い方ができるのがリプライコールです。ただし、通信可能距離は見通しがいい場所で100m前後です。その分、価格はリモートリプライコールの半額となっています。

どちらの商品も、患者さんの呼び出しだけではなく、スタッフ間の呼び出しなどに使っているケースがあります。



 

実際の導入事例

ではここで、リモートリプライコールを実際に導入している事例を紹介します。1つ目は動物病院で、2つ目は市役所です。

 

T動物病院様

 

◇導入した理由
・元々病院内で長時間待機してもらうのは動物たちのストレスになっていた。
・他の動物たちと会うことで興奮してしまうペットもおり、それが待合室で連鎖することもあった。
・屋外や車で待機する場合は携帯電話にかけていたが、マナーモードにして気づかれないこともあった。
・電話をかける、電話で会話するという行動がスタッフの負担になることもあった。

◇リモートリプライコールを使い始めて…
・屋外で待つお客様に連絡先を聞かなくて済むようになった。
・ボタン操作で簡単に呼び出しができるようになりスタッフの作業効率が上がった。
・メッセージが登録できるので、スムーズに診察ができるようになった。
・屋外から病院内、病院内から診察室への呼び出し、会計時にもリモートリプライコールを使って呼び出している。

◇オールトレイズ・ナガタの思考
病院に動物を連れてくる場合は車でいらっしゃる方も多く、動物病院では駐車場を完備している所も珍しくありません。
そのような動物病院では駐車場での待機を想定して、携帯電話を持ってくるよう呼びかけているところが多いのですが、リモートリプライコールを導入すればその必要はなくなります。

呼び出し時の電話でのやり取りがなくなるのも作業効率を上げる大きな要因となるのでないでしょうか。

K市役所様

 

◇導入した理由
・年に数回定期的な健康診断を市役所の指定施設で行っており、3密が回避できると思った。
・番号発券システムの導入も検討したが、モニターが見える位置にいないといけない、アナウンスが聞こえる位置にいなければならないなど、3密回避にはならないと思った。

◇リモートリプライコールの使用事例
・現在は健康診断に加え、ワクチン接種にも活用している。

◇オールトレイズ・ナガタの思考

定期的に行われる健康診断などによって不特定多数の方が来られる場合は、待機場所を設置しなければなりません。

リモートリプライコールを使用すれば、電波が届く範囲なら自由に動けるので待機場所の選択肢が広がります。

さらに1箇所だけでなく複数の待機場所を設けたり車内でお待ち頂く事によって、より安心して待機する事ができるのではないでしょう。



 

リモートリプライが優れた商品であることはご理解いただけたかと思いますが、購入前後のサポート体制がしっかりしているところも当社の特徴です。

購入後の修理に対応しているのはもちろん、購入前には実際に利用価値があるのか試せるように、おためし利用制度を設けています。詳しくは下記のページでご確認ください。

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