【中継機の台数比較】遠距離用、長距離用の呼び出しボタン。

工場や倉庫、商業施設や病院などで使われる長距離用呼び出しボタン、各種ワイヤレスチャイムを販売している株式会社オールトレイズ・ナガタです。

 

弊社では徹底した現地調査と動作検証を実施しております。

伺う先でよくお客様が心配されていることの一つに中継機の台数が挙げられます。

 

長距離用の呼び出しボタンでも、通信が届くエリア範囲は製品ごとに全く異なります。他社製品ではいくつも中継機が必要と言われているようなケースでも、例えば長距離通信が可能な弊社製品で検証した結果、中継機が不要となったケースや、設置しても1台で済んでしまったということも少くありません。

実際の事例をご紹介します。

 

1フロア150台のトラックが停車するトラックヤード

 

遠距離用呼び出しボタン

リモートリプライコールを導入いただいた、市場にある物流センターの事例です。

1150台ほどのトラックが停まれるトラックヤードにて、車内のトラックドライバーまで順番を通知してスムーズな誘導を実現したいというご要望でした。

トラックヤードの長さは200m以上。管制室からの呼び出し通知を確実に届かせる必要がありました。

 

しかし、管制室とトラックヤードの間には巨大な冷蔵庫が設置されていたのです。リモートリプライコールでの検証の結果、中継機は1台のみ。1階での検証では冷蔵庫を飛び越えることはできませんでしたが、2階にも中継機の設置スペースが確保できたため試してみるとしっかり管制室からの呼び出しのキャッチに成功しました。

他社製品では34個の中継機が必要とされていたため非常に喜んでいただけた事例です。

 

ノイズが多い工場内で中継機を検証する際のポイント

 

遠距離用呼び出しボタン

工場の中では様々な大型設備、機械が稼働しており、発せられるノイズが呼び出しボタンの通信へと干渉してしまう可能性があります。そういった場合にも中継機を用いるのですが、その際に注意したいポイントがあります。

 

それは当然のごとく、少ない台数から検証していくということです。

 

例えば工場で良く利用されるファクトインコールでは、それぞれの中継機にタイムラグを設定することができ、複数の送信機から同時に信号が送られてきてもきちんと処理できるよう設計されています。

そして工場内のノイズは稼働している機械によって全く異なります。複数台の中継機が必要となる場合では、同じ呼び出しボタンを押しても、受信機に到達するまでに通る通信経路は「中継機A」を通ることもあれば「中継機B」を通ることもあり、様々なパターンが想定されます。

 

そのような状況でも正確に通信を処理できるよう、タイムラグの設定や、中継機が電波を受信する送信機をあらかじめ定めておき、特定の送信機からのみ電波を受信可能にするといった設定もできます。

このような機能が備わっていることから、たとえ中継機の台数が多かったとしても、呼び出しボタンは正常に稼働します。しかし、きちんとお客様の立場からコストを考えることを重視している弊社では、必要最低限の中継機の台数に収めることを心がけています。

 

そのため専門スタッフによる現地の調査、検証を徹底しているのです。

 

遠距離用呼び出しボタンの導入を検討される際には、お気軽に弊社までご相談ください。

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